本社・大阪工場
Osaka Plant
大阪工場は建材向けの切板を得意とし、橋梁、建築を中心に、鋼材入荷から出荷迄の自動トラッキングシステムによる一貫工程管理できめ細かな納期対応を行っています。各種切断に加え、開先、面取り、孔明け、等の二次加工に強く、特にガス自動開先ロボットはフレキシブルな開先加工が可能です。
建材切板
NCガス切断機3機、レーザー切断機2機、プラズマ切断機2機を備え、2,000t/月の切断能力を有しています。
二次加工として、孔明け加工機(大型、小型)や開先加工機をはじめ、糸面加工機(大型、小型)や開先ロボットを備えています。
鋼材の入荷から払い出しまでをコンピュータ上でトラッキングするヤード管理システムや自動トラッキングシステムを導入し、材料管理の簡素化と迅速化を実現しているほか、一貫工程管理システムや切板進捗確認システム(自社開発)の導入により、きめ細かな対応を行っています。また、新規顧客の獲得や新規分野への参入ツールとして、在庫販売システムを構築し運用しています。
海上輸送専用岸壁(堺工場)
大阪湾臨海工業地帯の絶好のロケーションに恵まれた専用岸壁では、4,000tクラスの船舶の接岸が可能です。
堺シーヤリング工場
Sakai Shearing Plant
堺シーヤリング工場は建産機向けの切板を得意とし、また薄物材製造に高い競争力を持つ熱処理ラインを保有しています。板厚4.5mmの薄手高張力鋼、耐摩耗鋼を高品質で製造できる世界トップレベルの熱処理ラインです。工場内に自社岸壁を保有し、4,000トン級の大型船が横付けできて、製鉄所から広幅・長尺材を海上輸送で直接効率よく受け入れることができる強みがあります。
産機切板
レーザー切断機1機、プラズマ切断機2機、NCガス切断機4機、NCドリルマシン1機、F2極厚ガス切断機1機を備え2,500t/月の切断能力を有しています。
二次加工としてショットブラスト機5機、帯鋸切断機3機、歪矯正プレス機4機、オートシャー1機を備えています。
鋼構造物の製作も切板から製品まで一環して取り扱っており、納期面においても柔軟な対応が可能です。
熱処理
熱処理炉・焼入れ装置・レベラー・ステンシル装置で構成された熱処理ラインは、プラズマ切断機も有しており、厚板としては薄く狭い鋼板を効率良く高品質で処理するコンパクトなラインです。
環境面では、熱処理炉(無酸化炉)の加熱帯の熱源に都市ガスのラジアントチューブ式バーナー、均熱帯の熱源に電気ヒーターを採用しており、熱処理での直接のCO2排出量が少ない地球温暖化防止対策に配慮した設備となっています。